地球規模で懸念される食料危機や環境問題の解決策のひとつとして注目される「培養肉」を題材にしたドキュメンタリー。 元心臓専門医のウマ・バレティ博士がCEOを務めるアメリカのベンチャー企業アップサイドフーズは、2022年11月にFDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を受け、動物の細胞から肉を育てる食品テクノロジー「培養肉」の商品化を目指している。日本でも大手食品会社や大学の研究者が培養肉の研究を進めており、政治レベルでも培養肉議連が法整備化に向けて動いている。 そんな培養肉について、カナダ出身のリズ・マーシャル監督が、開発に携わる人々の挑戦を追った。動物行動学者で作家のジェーン・グドールがナレーションを務め、ミュージシャンのモービーが音楽を担当。